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大幸コラム

めっきの種類について

いろいろな素材に金属を被覆する方法としてめっきが使われています。

その方法にはいくつかの種類があります。

 

  1. 水溶液を用いる方法・・・・・湿式法
  2. 金属を溶融させた方法・・・・乾式法
  3. 真空中の状態を用いる・・・・乾式法

 

電気めっき法(湿式法)

おもに弊社で取扱う代表的な大気中でおこなうめっき方法は以下のようなものがあります。

  1. アルミニュウム(AL)
  2. 亜鉛(Zn)
  3. ニッケル(Ni)
  4. すず(Sn)
  5. クロム(Cr)
  6. 各種合金
  7. その他

 

めっきの仕様によっては、単層や多層にすることもあります。

水溶液のめっき浴で処理をおこないます。低コストで少量から大量まで多品種に対応が可能です。弊社では主に自動車部品、建築部品、電子部品、汎用部品など用途は様々です。

 

無電解めっき法(湿式法)

電気めっき法と違い、直流電源を使用する設備は必要ありません。

そのため、薬液と浴槽があれば処理することができます。

弊社では主に硬度や寸法精度が必要な部品に使われることが多いです。

 

溶融めっき(乾式法)

亜鉛、すずやアルミニウムなどの低沸点の金属を溶融させたものが入った槽の中に融点の高い金属を浸漬させ、表面に金属の圧膜形成する方法です。

「どぶづけ」といわれることもあります。

主に支柱や大型の部品、標識などに使われることがあります。

 

真空めっき法(乾式法)

真空中で被覆させる材料を加熱蒸発させて被処理物の表面に被覆を形成させます。

真空蒸発法、イオンプレイティング法、スパッタリング法など様々ですが、お客様の用途に合わせて選択する必要があります。

弊社での取り扱いはありません。

 

今回は大気中でおこなうめっきと真空中でおこなうめっきの種類について簡単にご説明させていただきました。

素材や用途によって、特徴を考慮してめっき法を選択する必要があります。

 

群馬県でめっき(メッキ)処理をお探しの際は「株式会社大幸」へご連絡ください。