本文までスキップする

Working process
作業工程のご紹介

作業工程のご紹介

電気亜鉛めっき(回転バレル)

製品受入

お客様からお預かりした製品をめっき処理するためのカルテと照合し、製品仕様を決定します。最適な工程が選択され、たくさんの情報が記載された帳票と一緒に製品が動く仕組みになっている為、製品同士の取違えや指定された処理の間違いがありません。
製品受入

受入検査

ラインインする前の製品の外観、異物付着や混入を荷姿のまま確認します。
合格した製品のみが次工程へ進みます。

製品の計量および投入

ホッパーに入れられた製品やポリケースを計量し、最適な数量で製品をバレル(樽)の中に投入します。

脱脂工程(1段目)

お客様からお預かりした製品には、加工に使用する加工油が付着しています。
切削加工油、プレス加工油、熱処理油、防錆油など、様々な用途に合わせた加工油が使用されている為、脱脂溶液の劣化するのを防ぐことが重要です。老化した脱脂溶液は製品に悪影響を及ぼし、めっき加工の妨げになります。
そのために弊社では、脱脂処理を2段階設けています。1段目の脱脂処理で概ねの加工油を除去します。こうすることで、製品自体をきれいにし、次工程に加工油や汚れなどを持ち込むことを防ぎます。主成分の一つである界面活性剤を多く含みます。

電解脱脂工程(2段目)

1段目で概ね加工油や汚れを除去した製品を本格的にきれいにする為の工程です。
めっき加工では重要な役割を担っています。製品の脱脂が十分ではなかった場合、密着不良や不めっきの原因となる場合があります。
そこで弊社では、2段階の脱脂処理に加え、製品に通電させることで、強力な活性化作用により、めっきの仕上がりが良好な下地づくりをおこないます。主成分の一つである界面活性剤を多く含みます。
電解脱脂工程(2段目)

水洗浄工程(2段)

脱脂洗浄工程で使用した溶液(アルカリ性)や汚れ等を次工程に持ち込まないようにするための工程です。
また、アルカリ溶液の残留した製品を水洗浄することにより、製品がきれいになります。次工程の溶液を老化させない効果があります。

電解酸活性 / 洗浄工程

塩酸や硫酸を使用して、製品を酸溶液に浸漬することで製品に付着しているミルスケール(黒皮)、薄錆、溶接スケール等の酸化被膜や酸化スケールにアタックし、除去を手助けする工程です。そのことで金属表面を活性化させ、めっき被膜の「つき」を向上させる役割をもっています。
製品の性質によって、通電させることで、強力な活性化作用により、めっきの仕上がりが良好な下地づくりをおこないます。インヒビター等で抑制する場合があります。
※電解酸活性 / 洗浄工程は選択制です。
水洗浄工程

水洗浄工程

電解酸洗浄工程で使用した溶液(酸性)を次工程に持ち込まないようにするための工程です。
同じ酸溶液ですが、濃度やpHが異なる為です。水洗浄することにより、製品がきれいになります。
次工程の溶液を老化させない効果があります。

酸活性 / 洗浄工程

塩酸や硫酸を使用して、製品を酸溶液に浸漬することで製品に付着しているミルスケール(黒皮)、薄錆、溶接スケール等の酸化被膜や酸化スケールにアタックし、除去を手助けする工程です。
そのことで金属表面を活性化させ、めっき被膜の「つき」を向上させる役割をもっています。インヒビター等で抑制する場合があります。

中和洗浄工程(2段)

酸洗工程で使用した溶液(酸性)を次工程に持ち込まないようにするための工程です。酸が残留した製品をアルカリ性の溶液で洗浄することにより、錆等の発生を抑え、製品に悪影響を及ぼさないようにします。
次工程の溶液を老化させない効果があります。

電解脱脂洗浄工程

電解脱脂は品物から発生するガスの撹拌作用と素地を溶解する作用を利用するもので、前工程の脱脂洗浄工程や酸活性 / 洗浄後の仕上げ洗浄としておこないます。製品に通電させることで、強力な活性化作用により、めっきの仕上がりが良好な下地づくりをおこないます。製品に付着しているミルスケール(黒皮)、薄錆、溶接スケール等の酸化被膜や酸化スケールにアタックし、除去を手助けする工程です。酸活性 / 洗浄工程後に発生したスマット等の除去を目的に使用します。主成分の一つであるキレート剤を多く含みます。
中和洗浄工程(2段)

水洗浄工程(2段)

脱脂洗浄工程で使用した溶液(アルカリ性)や汚れ等を次工程に持ち込まないようにするための工程です。
また、アルカリ溶液の残留した製品を水洗浄することにより、製品がきれいになります。次工程の溶液を老化させない作用や不順金属等をもちこませない効果があります。

めっき工程

電気化学反応を利用して、製品の表面に金属イオン(亜鉛)を析出させることによって、機能や特性を付与する代表的な表面処理の一つです。
光沢があり複雑な形状の製品に対応できます。
均一電着性が優れ、非常に高いレベルの耐食性を実現します。
弊社では、大手薬品メーカー様のめっき剤を各種取り揃えております。
水洗浄工程(2段)

水洗浄工程(2段)

めっき工程で使用した溶液(アルカリ性 / 酸性)や汚れ等を次工程に持ち込まないようにするための工程です。
また、アルカリ溶液の残留した製品を水洗浄することにより、製品がきれいになります。
次工程の溶液を老化させない作用や不順金属等をもちこませない効果があります。

活性化工程

被膜の物性や密着性が向上します。めっき工程後の成分(アルカリ性 / 酸性)や酸化膜等を除去し、表面をエッチングすることにより、安定的な化成処理被膜を形成する作用があります。

水洗浄工程(1段)

前工程で使用した溶液や汚れ等を次工程に持ち込まないようにするための工程です。また、前工程で使用した溶液の残留した製品を水洗浄することにより、製品がきれいになります。次工程の溶液を老化させない作用や不順金属等をもちこませない効果があります。

化成処理工程(有色クロメート / 光沢クロメート / 黒色クロメート処理工程)

亜鉛めっきを施した製品をクロム酸溶液に浸漬することにより、クロメート被膜を形成します。クロメート液中で、亜鉛めっきが溶解することで、液中のクロム酸イオンが還元され、生成された3価クロムの水酸化物を主体とした被膜が亜鉛めっきの表面に沈着し、クロメート被膜を形成します。6価クロムを含有しない、3価クロム化成処理剤を使用し、非常に高いレベルの耐食性を実現します。
弊社では、大手薬品メーカー様の化成処理剤を各種取り揃えております。
最終検査工程

水洗浄工程(2段)

化成処理工程で使用した溶液や汚れ等を次工程に持ち込まないようにするための工程です。また、化成処理溶液の残留した製品を水洗浄することにより、製品がきれいになります。次工程の溶液を老化させない作用や不順金属等をもちこませない効果があります。

仕上処理(黒色クロメート処理工程の場合)

黒色クロメート被膜の艶(ツヤ)と黒味が増し、非常に高いレベルの耐食性を実現します。6価クロムを含有しません。

脱水乾燥処理

ある一定の乾燥温度と時間でクロメート処理後の製品を乾燥させることにより、防食被膜が形成されます。
弊社では、製品の形状に合わせた乾燥方法を選択することができます。
そのことで、複雑な形状の製品にも対応しています。
梱包・出荷工程

最終検査工程

認定された検査員が、完成した製品を確認します。
外観検査に加え、蛍光X線を使用した膜厚測定器で膜厚や共析率を検査します。
必要に応じて、検査成績書の発行も可能です。
梱包・出荷工程

梱包・出荷工程

検査で合格した製品を指定の荷姿で梱包、出荷をします。
梱包・出荷工程

ベーキング工程(脱水素処理 / 水素脆性処理)

水素脆性は、水素原子が鋼材中に吸蔵されることにより、鋼材の強度(延性や靭性)が低下し、鋼材が脆くなる現象です。
主に高炭素鋼や熱処理などの影響を受け、表面が硬化した鋼材に発生しやすいといわれています。水素脆性が引き起こす問題の一つに遅れ破壊があります。
鋼材中に吸蔵された水素は一定の温度と時間処理することで、ある程度取り除くことができます。
弊社のベーキング処理は、お客様のニーズに合わせた内容で処理をすることが可能です。

ベーキング工程(脱水素処理 / 水素脆性処理)

コーティング工程(トップコート / シーラー)

亜鉛めっきおよび亜鉛・ニッケル合金めっきの上に施す最終被膜処理です。
その目的は様々で「耐食性の向上」「締結部品の摩擦係数の調整や改善」「外観の調整」「含量調整による製品の仕分け」「異種金属等による接触腐食の防止」等、用途に合わせたコーティング(トップコート / シーラー)剤を取り揃えております。

コーティング工程(トップコート / シーラー)